抱っこひも使用中の事故が起きています。育児を助けてくれる抱っこひもですが、間違った使い方をしてしまうと赤ちゃんに重傷を負わせてしまう危険性があります。
悲しい事故がおこらないために、このページではエルゴベビーの正しい使い方と注意点を紹介します。
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目 次
エルゴベビー抱っこひもの正しい使い方
赤ちゃんの月齢に合った抱き方をする
赤ちゃんの首が完全にすわるまでは対面抱き。腰抱き、おんぶは、首が完全にすわってからです。360、OMNI360でできる前向き抱きも首が完全にすわってからです。360、OMNI360以外のエルゴベビーで前向き抱きはできません。ベビーウエストベルトを取り付ける
日本限定のベビーウエストベルト。赤ちゃんのウエスト周りに装着し、エルゴベビー本体にバックルで留めて使用するものです。もしもの時は、このベビーウエストベルトが赤ちゃんの腰回りをホールドし守ってくれます。安全用ゴムループを使う
各バックルの手前にあるゴムが安全用ゴムループです。ストラップをこの安全用ゴムループに通してからバックルを留めます。破損等によりバックルが外れてしまった場合でも、ストラップが安全用ゴムループに引っかかり、赤ちゃんの落下やケガを防いでくれます。私は以前、使用中に、留めたはずのウエストベルトのバックルが、気付いたら外れていたことがありました。
本来であれば、赤ちゃんが落下してしまうところでしたが、この安全用ゴムループを使っていたので何事もありませんでした。
何が起きてもいいように、必ず使いましょう。
長時間連続で使用しない
長時間連続で使用すると、赤ちゃんが体調を崩すおそれがあります。2時間に一度は、装着状況の確認とオムツ替えも兼ねて、赤ちゃんを降ろすことをおすすめします。
赤ちゃんの落下に注意
エルゴベビーから赤ちゃんが滑り落ちて、ゲカをしてしまう事故が多いようです。特におんぶの場合は、装着時、使用中ともに注意が必要です。赤ちゃんの落下を防ぐには
- 各部のバックルやスナップ、シートアジャスタータブが正しく留められているか確認する
- 安全用ゴムループを使用する
- 前かがみになる際には、腰を折らず、膝を曲げて赤ちゃんの頭が下向きにならないようにする
赤ちゃんを乗せる時、降ろす時の落下を防ぐには
- 赤ちゃんをしっかりと支える
- ママは膝をつくなど低い姿勢で行う
- 周囲に危険な物が無い、ベッドなど柔らかい場所や安全な場所で行う
赤ちゃんの窒息に注意
誤った使い方をしていると、赤ちゃんを窒息させてしまうおそれがあります。そうならないためには次のことに注意しましょう。- 赤ちゃんの顎の下と胸の間に最低でも指2本分の間隔を空け、赤ちゃんの顎と胸が着く姿勢にならないようにする
- 赤ちゃんのお腹とママの間に、首がすわる前は手のひら1枚分、首がすわったらこぶしひとつ分の間隔をとるようにする
- 生後4か月、または首が完全にすわるまでは、赤ちゃんとママの体に密着させるような抱き方はしない
- ベビーウエストベルトをきつく締めすぎない
こんな使い方は危険です!
私が実際に見たことのあるヒヤリとする使い方や、ついやってしまいがちな間違った使い方を紹介します。間違った使い方は、赤ちゃんの負担にもなるし、事故を起こしやすくなります。ママは赤ちゃんを抱っこしているんだということを肝に銘じて使用してください。
ウエストベルトが低すぎ
ウエストベルトを低い位置で留めて使っている方をよく見かけます。この使い方は、ママの腰に負担をかけてしまいます。ウエストベルトは、ウエストベルトの上部がママのおへそにかかる位置に装着します。少し高めに感じると思いますが、この位置で抱っこすると赤ちゃんが軽く感じ、ママの腰への負担が軽減します。
胸ストラップのバックルを外したまま
「少しの間だから」と、胸ストラップのバックルを外したまま、つい使ってしまいがち。以前、私も何度かやってしまいましたが、赤ちゃんが落下するおそれがあるのでとても危険です。インファントインサートを使わない
オリジナルタイプのエルゴベビーで、首のすわっていない赤ちゃんをインファントインサートなしで抱っこしていたり、タオルをインファントインサートの代わりにしている方を見たことがあります。もし何かあったらと思うと、見ているだけで、私はヒヤリとしてしまいました。大切な赤ちゃんを不幸にしないためにも、オリジナルタイプで首すわり前に抱っこする場合は、インファントインサートを必ず使ってください。
インファントインサートを使った対面抱きの装着方法の間違い
ママが先に肩ストラップまで装着し、その後インファントインサートに乗せた赤ちゃんを、上の開口部から入れていく抱き方をしている方がいました。別の方は、インファントインサートに乗せた赤ちゃんを、フードを使い滑り込ませていました。どっちの方も大変そうにやっているのが印象的でした。正しくは、ウエストベルトをつけ、インファントインサートに乗せた赤ちゃんを抱き上げ、肩ストラップを通していく装着方法です。
正しい装着方法を覚えるために、取扱説明書はきちんと読みましょう。
エルゴベビーを正しく使って快適に
エルゴベビーを正しく使うのは、事故防止のためだけではありません。正しい使い方、正しい装着方法が実はもっとも楽なんです。ママの肩や腰への負担が少なく、赤ちゃんは快適で、良いことばかりですね。エルゴベビー公式通販サイト